南米バックパック旅行記

30代既婚女子が仕事を辞めて南米バックパックをする旅行記。

氷河の絶景と、日々そこにある(はずの)絶景。

今はアルゼンチンの最も南のほう、パタゴニア地方のエルチャルテンという町におります。

 

先日、エルカラファテという町から、「ペレトモリノ氷河」というところへツアーで行ってきました。

これまた絶景です。

 

パタゴニアは旅が始まる前からなんとしても行きたかったところで、

場所も遠いから時間もかかるし、物価も(ものすごく!)高いし、

バックパッカーは諦める人もいる中、私はこだわりを持ってこの地まで来ました。

もちろん“絶景”を見に。

 

南米で他に行きにくい場所といえば、

ガラパゴス諸島

イースター島

などがあります。

いずれも行こうと思うと、南米にいたとしても、時間とお金がかかる場所です。

 

私は、ガラパゴス諸島のイグアナや珍しい動物より、イースター島のモアイより、

パタゴニア大自然、というのに惹かれまして、ここまでやってきました。

 

ここまでくると、また観光客の雰囲気が変わってきます。

なんとなく、それぞれの観光地には訪れる人の色があるような気がします。

 

マチュピチュ遺跡:

全世界から満遍なく大様々な人。バックパッカーからお金持ちまで。

 

ウユニ塩湖:

アジア人やバックパッカーが多い。人の数は他に比べるとそれほど。

 

イグアスの滝

現地の人、南米からの観光客が多い、バックパッカーだけでなく家族連れ、友達同士のグループなども多い。

 

パタゴニア

欧米人が多い。一気に英語が聞こえる量が増える。自然を愛する欧米人と本気のアウトドアを嗜む人。物価が高いので裕福な雰囲気の人たちが多い。アジア人は何故か韓国人が多い。

 

くるタイミングによってもまた違うでしょうし、完全に私の主観ですので、悪しからず。。

 

前置きが長くなりました。

 

ペレトモリノ氷河は間近で氷河の崩落が見られたり、

氷河の上をトレッキング出来るということで有名です。

 

バスに乗って行くとこんな景色が現れます!

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バスを降りて歩いてもっと近づけます。

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ここまでは対岸から見ているだけでしたが、ここから船に乗って更に近づきます。

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氷河の脇で降りますと、そこで各自持参したご飯でランチ。

私はパンとかハンバーガーに疲れてしまって、お寿司屋さんでテイクアウトをして持ってきました。

なんとも贅沢。笑

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そしてクライマックスは氷河の上をトレッキングです。

 

足に氷の上を歩く為のスパイク(?)をつけてもらって挑みます。

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こんな景色が広がります。

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なんでも1ヶ月に2、3日あるかどうかの素晴らしい晴天だったそうで、本当に美しかった!

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ブルーがキレイ!

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そして最後は氷河の氷でウィスキーを飲みます!誰が最初に考えたんだろう。なんとも粋なツアーコンテンツです。

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氷河の崩落もバッチリ見る事が出来ました!!

(写真はなく動画で撮りまして、以下の写真は崩落とは関係ないです…)

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晴天に恵まれたことで、大変大変満足度が高い一日でした!

本当に素晴らしかった!!!

ツアーとしての完成度もかなり高くて文句なし。

氷河というこれまで見たことがないものだったので、これまた感動ひとしお。

 

山や砂漠は私の中で“静”の自然ですが、

滝は“動”の自然。

氷河はその真ん中を行くような気がします。笑

 

写真では伝わりませんが、音がするんです。

太陽の光でちょっとずつ溶けてキシキシいって、

崩落の瞬間は雷みたいな大きな音と共に湖に氷の塊が落ちて、湖は大きく波立ちます。

高さ5、6階建てのビルの大きさの氷が湖に落ちます。

 

水辺に近い岸は崩落の時、津波のような波がくるから近寄らないように、とサインがあるのですが、

それがよく分かります。ひとつ塊が落ちると高い波が岸まで届きます。

 

そして、氷河の上を歩いていると水の流れる音がします。

私たちが歩いている下を無数の小さな川が流れているらしいです。

 

そもそも氷河って冬の間に山の上で出来た氷がだんだん押されて移動して、湖まできて押し出されるってなんだかすごいですよね。

なんだか生きているみたいでとても不思議な感じでした。

 

 

話は変わります。

 

いくつか絶景スポットを訪れる中で感じたことがあります。

有名な観光地になるには色んな条件が重ならないといけないのだろうと思います。

要はただ絶景、とかだけでは有名にはならないのです。

 

例えばこの氷河、パタゴニアで3番目に大きな氷河だそうです。

1番じゃないんかい!と思いました。

何がこの氷河をこんなに有名にしているかというと、

・陸(平地)から氷河の目の前に近づける。

・動きが活発で崩落とかを見られるチャンスが多い。

ということらしいです。(ガイドさん曰く)

 

 

そういえば、ウユニ塩湖も1番大きな塩湖とかではないそうです。

なんせ塩湖なんて世界中にむちゃくちゃたくさん数があります。

 

調べてみたところ、何があの湖を特別にしているのかというと、

湖の1番高いところと低いところの高低差が50センチしかないことが特徴だそうです。

つまり、とてもフラットな湖でそこに水たまり程度の雨が降るので、鏡張りでしかも人が歩ける。

という状況ができる。

 

だってよく考えたら普通の湖でも風がなければ、鏡張りしますもんね。

 

何が言いたいかと言うと、絶景って思ったより身の回りにあるんじゃないだろうか。

ということです。

 

自然の絶景観光スポットって、ただそこにある景色が云々だけでなく、

・理想の条件の起こりやすさ

・人の訪れやすさ

が掛け算されて、有名な観光スポットになるのでは、と思いました。

もちろんそれだけじゃなくて、マーケティング問題や国のバックアップの問題もあると思います。

 

まぁここまでは私の稚拙な考察なので気にしないで頂いて、

結論は

人がたくさん集まる有名なところじゃなくても、絶景って色んなところにあるんじゃないか、

ということです。

 

南米まで来たって、あまり条件が良くなかったりしたら、

「これならあの日見たうちのウラ山の方がキレイだったな」って思う人も、

もしかしたらいるかもしれない。

 

もちろんここの絶景は見に来られて本当に良かったし、色んな人にオススメしたいけど、

同時にきっと私が住んでいる近くとか、よく通っている場所とか、

そう思って見ていなかったけど、色んなところに絶景はあるんだろうと思います。

 

南米まで来て壮大な景色を見て、

これからは周りのなんでもない風景を通り過ぎずに過ごしたいな、と意外な結論に達しました。

日々色んなところで絶景に出会えるかも…!

 

 

最後に。

日本は桜の季節なんですね。これはまさに絶景ですよね。

海外の人たちみんな見たいといいますが、

なんせ条件が1年のうちの10日程度しか合わないとなると、それはなかなか世界から人を呼ぶには難しい。。。

日本人にとっては、その希少性も桜に惹かれる理由なのでしょうね。

皆さんは是非、桜の絶景楽しんでください!

 

ブエノスアイレス滞在記。

今はブエノスアイレスを出てアルゼンチンの南の方、パタゴニアにおります。

日々素晴らしい景色を見ておりますが、それはまた次回。

 

今は離れてしまったブエノスアイレスですが、イグアスの滝の前後合わせると合計5泊もしたので、そこでのあれこれを今回は綴りたいと思います。

 

ブエノスアイレス到着直後の素敵な出来事は前々回の記事に書いた通りです。

 

その後も順調に観光を続けまして、色んなものを見たり聞いたりしました。

ブエノスアイレスはとても危険だと色んな場面で言われていましたが、幸いにも私個人に関してはカケラも危険を感じることはなく、

無事に滞在を終えることができました。

本当に有難い限りです。

 

市内無料ツアーなどもあったので、色々回りましたが、

アルゼンチンという国の特殊さをお恥ずかしながら全く知らなかったので、大変勉強になりました。

 

中心地の街並みはヨーロッパのようにキレイでオシャレですが、

移民、独裁、スーパーインフレ、なかなかハードな歴史を持つお国だということがよく分かりました。

 

●お肉

アルゼンチンといえば肉。これを食べるのを大変楽しみにしておりました。

観光客が多い界隈では決まって肉料理の店が立ち並びます。私もせっせと複数回食べました。

 

ただ…分かっちゃいたのですが、肉の味そのものがウリなので、調理方法が基本焼くだけ。

薬味はありますが、300~500gもの量のシンプルな味のお肉の塊を食べ続けるのは最後の方になるとさすがにキツくなってきます。笑

それでも日本で1人で300gとか絶対食べられない量をここでは食べられてしまうのだからそれだけ美味しいのは間違いないです。

 

ただただ、やはりお肉も店によって違うものです。

ブエノスアイレス最後の夜に日本の駐在員の方をご紹介頂き、お目にかかったのですが、

その際に連れて行って頂いたお店のお肉が抜群に美味しかったです。

なんでも日本へ帰る駐在員の方が帰国前に必ず訪れるお店だとか。

感動的なお料理と私の知らない世界をたくさん教えて頂いて本当に素敵なブエノスアイレス最後の夜になりました。

 

お肉の部位を説明頂く。

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どどーん!!美味しそう!!(すごい美味しかった!)

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違うレストランですが、こんな感じで豪快に焼かれてます。

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●タンゴショー

ブエノスアイレスでなんとしても見たかったのがこれです。

観光名所巡りもいいですが、生のパフォーマンスはそのエネルギーが魅力です。

 

本来はディナーショーで皆さん割りとオシャレして観覧する感じみたいなのですが、

お金がない私はショーのみでスニーカーとジーンズで参加、という悲しい状況。。

こういう時のためになんかステキな服1枚は持ってきたかったな。。

でもとりあえずドレスコードなくて一安心です。

 

あ、あとはもう少しカジュアルでみんなでワイワイ踊ることができるショーもあるみたいです。

私は参加ではなく観覧に徹したかったので(笑)迷わずオシャレなショーを選びました。

 

タンゴショーはとても迫力がありました。

私が見たショーはタンゴの歴史の移り変わりを順番に追っていく仕立てになっていて、

オールドファッションなスタイルからコンテンポラリーまで、

音楽や衣装もどんどん変わるステージでしたが、その変遷がとても面白かったです。

 

タンゴは移民の人の内にある悲しみや怒りも踊りに込められたことで

あんなに情熱的なのかと感じました。

 

歴史の問題、地理的な問題、色々あるのでしょうが、日本の芸能とはまるで違うことに改めて

同じ人間なのに、こうも表現の仕方が変わるのか、と心から不思議に思いました。

 

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生演奏の音楽も素晴らしかった。

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●市内観光あれこれ

 

ボカ地区。

移民の人たちが最初に入ってきた場所。

カラフルな街並みが目を引きます。

ただ、もともと移民の人たちがぎゅうぎゅう詰めで住んでいた場所で、他の地域から切り離されていた場所だということ。

今もあまり治安が良くない場所。

11時-16時以外はこの地区にはいないように、と言われました。

 

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アンティークマーケット。

毎週日曜に骨董市が開かれるようです。

アンティークだけでなく、有名なレザー製品や色んな食べ物もあって賑わって楽しかった

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●出会い

 

ブエノスアイレスでの1番の出会いは、宿で一緒だったSuzyというイギリス人の女性。

前回の記事でも少し書きましたが、

BBCで勤めていて、今はフリーでTV番組プロデューサーをしているという、なんともカッコいい肩書きの女性です。

歳が私の2つ上でほとんど変わらないことや、なんとも気があうので、おしゃべりしたり飲みに行ったり、時間が合う時は割りとずっと一緒にいました。

 

偶然にも私が行こうとしている街に彼女が一歩先行くスケジュールになっていて、

実は今も一緒で明日は彼女と一緒にトレッキングします。

この旅で1番長く時間を共にしている気がします。

 

どれだけの人にこの感覚を共有できるか分かりませんが、私は英語を話す時になんとなくギアを1段階上げている感じがします。

1段階テンションを上げるというか。

無理にというよりも英語という言語がそういう性質を持っている気がします。

でも彼女と話す時は割りと日本語と同じトーンでいける感じがして私にとってはとても心地が良い。

あとは年齢が近い女性でわりと自由にしているということで、

悩みや、やりたいことやりたくないこと、優先すべきこと、お金の使いどころ、などが近いんですね。

 

国と言葉が違う人と、こういう風に心を近くに感じられるということは本当に幸せなことです。

 

そして、何人だったとしても、新しい街、知らない場所で知った顔に再会できるというのは、

本当にホッとしていいものです。

 

彼女と一緒にいられるのもあと数日。思い出を作ると共に色んなことを吸収したいものです。

 

 

 

滝ざんまい。

ブエノスアイレスから北へ飛行機で2時間弱。

ブラジルやパラグアイとの国境に近いプエルトイグアス というところに二泊三日で行ってきました。

現在はブエノスアイレスへ帰ってきています。

 

世界三大瀑布のひとつ、イグアスの滝を見に行ってまいりました。

やっと南米っぽく、暑い!

日差しも強く湿気も多い、

ペルー、ボリビアでは片時も手放せなかったリップクリームの存在を忘れてました。

この旅1番暑いところだったんじゃないかしら。

 

肝心の滝ですが、なんともすごかった…!!!

その迫力がもう言葉にするのはとても難しいです…!

そして、写真で伝えるのも難しい…

 

カナダに住んでいた時にナイアガラの滝は10回くらい行きましたが、
ナイアガラよりも10倍以上はすごい。笑

水量が圧倒的で、滝の流れている範囲がかなりの広範囲になります。

 

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滝のある場所は国立公園になっていて、

かなり広いです。

公園の中を電車が走っていたりもします。

 

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私は2日間かけて歩き回りました。
アルゼンチン側とブラジル側がありますが、滝の8割がアルゼンチン側にあるということと、ブラジルのVISAを取得するのが難航したので、アルゼンチン側からのみ楽しみましたが、十分楽しめました。

 

こんなジャングルの中を結構歩きます。

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1番すごかったポイントが「悪魔ののど笛」と言われるスポット。

こんな道を歩いていくと…

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何か見え出して…

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これはスゴイ!!

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伝わらないかなー?伝わらないよなー…。。。

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もうこの写真を撮ってる時はびしょびしょです。

晴れてれば基本常に虹が見えます。

 

平日でしたが、本当にたくさんの人。

ただ、アルゼンチンに入った途端急に日本人が減りました。イグアスも含めて。
やはり日本人にとっての南米ハイライトはマチュピチュとウユニなのだと実感。

 

公園内ではいくつかのツアー(アトラクション?)に申し込めるのですが、

ボートで滝の近くまで行けるというのにに行きました。

(高かったけど、もう二度とないかもしれないと言い聞かせて…)

 

まずはジャングルツアーから始まります。

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このボートツアーがものすごかった…!!

ナイアガラでもフェリーみたいので近づくやつがありますが、あんなの比じゃないくらいすごかった…笑

 

水しぶきじゃなくて、シャワー浴びたみたいになるよ、って言われてたけど、

私にとってはそれよりすごくて、バケツの水を頭の上でひっくり返された感じでした。

ものすごい水量でコンタクト取れそうだったので、最も滝に近づいた瞬間はずっとうつむいて目も開けれず。。。

 

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これ以上は撮影不可能。。

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でも本当に楽しかった!!!

誰もの予想を超える水量なので、笑いが止まらず、乗客全員むちゃくちゃハイになります!笑

 

ただ、もちろん服は全て全てドボドボです。

昼間だからすぐ乾くだろうとタカをくくっていたら、

下がジーンズだったので、もう水で重くて重くて乾く雰囲気ゼロだったので、公園内でボトムを買いました。。

(そういう人たち用に結構服が売っている。笑)

ポンチョをかぶってたのはほんの一部の人だけで、大体の人がボトボトになるのも楽しんでいるようでした。

 

公園内にはボートに乗らなくても、

歩いて滝に近づいて観れる場所がたくさんあります。色んなルートがあるのですが

どこもかなりの水しぶきだつたので、これまた結構濡れます。(先述の悪魔ののど笛は特に。)

結局1日中服が湿ったままで過ごしました。笑

 

水着の人も結構いるので、そこまでやるべきだったのね。。。たしかにそっちのほうがいいのだろうな。

 

それにしても滝というのはすごい。

動きがある自然、といったらおかしいけれど、

静かで雄大なものを眺めていたこれまでのとはちょっと違って、

巨大な“動”のエネルギーと勢いとで圧倒されます。

そしてやはり水のあるところは命が溢れるから動物も昆虫も植物もたくさんあって、とても豊かさを感じます。

水は命の源ですね。

 

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キレイな色のちょうちょがたくさんいます。

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これ、黄色いのちょうちょなんですが分かるかな??

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アナグマ(?)がむちゃくちゃいます。

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周囲はジャングルになっていて、ジャングルをトレッキングするのも1つの楽しみ方なんだとか。

ペルーで出会ったベルギー人の人は1週間滝に滞在してジャングルトレッキングも楽しんだと言ってました。

 

 

話は少し変わります。

滝の1日は、宿が一緒だったドイツ人&イギリス人の男性と3人で公園内を周りました。

 

とても楽しくいい人たち、かつ、とてもインテリな人たちで、会話が大変重い…

移民の話、核エネルギーの話、人口問題の話、気候変動の話、などなど。

ちなみに2人とも歳下で20代です。

日本人のバックパッカーには全然会わない、と日本のことを興味深く色々聞いてくれました。

 

出来る限りのことは話したものの、私のベースの知識レベルがまだまだ足りてないこと、

そしてこのレベルの話をするには英語力がまだまだ足りないこと、

大変反省しました。。。

 

あと思ったのは、ヨーロッパのことって知っているようで全然知らない。

ドイツの戦後の歴史や移民の受け入れの歴史なんかを説明してくれたんだけど、

勉強不足で、へー!!と思うことばかりだった。

日本のニュースだけ見てたら絶対分からないわ。

そして、私はこのレベルで日本の歴史と変遷を英語で人に説明できるだろうか。。

いや、出来ません。。

なんとも恥ずかしいことです。

 

あと、ヨーロッパはほかの国とたくさん近接していて交流が多いから国と国との壁が限りなく低いと感じます。

気軽に色んなところへ行ってるし、言葉も何カ国語も操る人が多い。ダイバーシティへの受容力、適応力、そして好奇心も高いように感じました。

 

これからの時代は国とか地域とか言ってる場合のだと色んな場面で強く感じます。

これまであった壁が低くなっていき、

もっとダイナミックに色んなことが変化していく世の中になる気がします。

 

そのためには日本語の情報源だけでは全然足りない、

英語もやっぱりまだまだ、と強く感じました。

 

世界で起きていることのベースの知識を得ること。

それに対する自分の意見を持つこと。

それを(せめて)英語では話せるようになること。

 

精進したいと思います。

 

2日間ずっと滝を見続けて滝でお腹いっぱいになりました!

そしてなんだか気が引き締まる滝への旅でした。

来られて良かった!!!

 

Special thanks!

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日本人にとっての旅。私にとっての旅。

現在はブエノスアイレスから飛行機で2時間弱でいけるイグアスの滝を見に来ております!

滝、素晴らしいです!!!

ただ、滝の話は写真の整理等進んでおらず、次回に持ち越します。笑

 

 

ストライキで大変な目にあった話を前々回の投稿で書きましたが、

巻き込まれる原因になったツアーについて、

そして一連のウユニの滞在で感じたことを、今日は書きたいと思います。

 

 

改めまして、

ウユニから二泊三日でチリの国境の方までいくツアーに参加していました。

チリとの国境付近でツアーは終了するので、人によってはこのツアーの終了後に

ボリビアからチリへ抜ける人も多くいます。

 

いきなりですが、ボリビア、って言われて、どんなものがあるか、

どんな国か、何か国のイメージありますか?

私はまったくありませんでした。

 

このツアーは特にあまり期待していなかったというか、

特にイメージがなかったのですが、予想以上に良かったです。

 

 

二泊三日でボリビアで見たのは、

一言で言うとひたすら砂漠です。ボリビアって砂漠ばっかりなんです。笑

 

ただ、途中にフラミンゴがいるラグーンがあったり、

大きな火山があったり、風で侵食された不思議な形の岩があったり、そんなものをちょこちょこ見ます。

 

こんな道をただひたすら走ります。

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今は使われてない線路。 

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なんと風で侵食された岩。水は分かるけど、風でも岩って侵食されるんだ。。。

確かにむちゃくちゃ風強かったです。

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フラミンゴがいる湖。

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岩山。

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お昼はこんなステキな感じで青空の下でピクニック。

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なんだか絵みたいでした。のっぺりした景色でした。

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空が、雲が、キレイ。雲を撮りたい、と思って撮りました。

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実は火山が多くて、ここはなんと温泉です。

水着で入らなければいけないのですが私は足湯で満足。

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写真ではなかなか伝わりにくいのだけれど、

日本では絶対に見られない広大な景色がずっとずっと広がっていて本当に気持ちよかった。

 

ランドクルーザーに多国籍の6人が乗って、

窓を全開にして、音楽を大音量で流しながら、

陽射しがサンサンと降り注ぐ砂漠の中をひたすら走り続けるというのは、

なかなかそれだけで最高の気分でした。

なんのテクノロジーからも解き放たれてずっと自然の中だった事も大きかったかもしれません。

 

いわゆる、“死ぬまでに見たい絶景”みたいな、分かりやすいものではなかったけれど、

私の心にはウユニ塩湖と同じくらいステキなインパクトを残してくれた風景でした。

 

 

ウユニへ来てから日本人の旅の仕方について、すごく考えていました。

 

ご存知の方がどれだけいるか分かりませんが、

ウユニ塩湖の鏡張りを必死に見たがるのはアジア人ばかりなのです。(傾向として)

だからアジア人(日本人を筆頭に韓国人、中国人)は前回のブログに書いたような、

ただひたすら湖で3時間も4時間も過ごすというツアーに何度も何度も参加して、奇跡の瞬間を写真に収めようとします。

 

一方、欧米人は真っ白な塩の大地を見たがります。(傾向として)

だから欧米人がたくさん参加するツアー会社では、鏡張りスポットにドライバーさんが連れて行ってくれないこともあるそうです。

また、奇跡の一枚を取りに来ているわけではないため、そんなに何度も何時間も湖には行きません。

 

二泊三日のツアーの午前中にもウユニ塩湖を通りますが、それで十分。という感じの人が多いようです。

このツアーで一緒だったドイツ人の女の子には「ウユニで3泊もしてたなんて一体あそこで何するの?!」と驚かれました。

 

アジア人の美的感覚と欧米人の美的感覚はそんなに違うのか?!と思って考えていましたが、

今はそれも違うような気もしています。

 

ツアー中に出会った欧米人に鏡張りの写真やトリックアートの写真、動画などを見せたら、

「絶対これ見たい!アジア人がいっぱい行く方のツアーに参加するわ!」と、何人もの人が言ってました。

 

だから、単純にマーケティングの問題で、お互いにただ良さを知らないだけ。という可能性も大いにあるように感じました。

 

もうひとつ余談ですが、

以前アラスカに行った時も同じようなことがありました。

もちろん私はオーロラを見に冬に行ったわけですが、

現地の人には、こんな寒い冬にくるのは日本人か韓国人だけだよ、と言われました。

欧米人は夏にきて、国立公園の大自然とか熊とかを見に来るんだ、と言ってました。

(アラスカってそういう場所だって知ってました??)

 

 

ここからは私の完全に個人的な見解ですが、

日本人(アジア人)と欧米人では旅の仕方や考え方、捉え方が違うことで、

こういう違いが生まれるのではないかと、今は思っています。

 

日本人の旅は、よくも悪くも効率的。

悪い言い方になるかもしれませんが、

スタンプラリーの感覚に近いのではないかと思います。

絶景ポイントへ赴く

写真を撮る(良い写真が撮れるまで我慢強く粘る)

次の絶景ポイントへ行って出来るだけ多く見る

 

一方で欧米人の傾向としては、

面白そうな、ステキそうな場所・地域へ行く

しばらくそこで時間を過ごす、(人と話したり、ぼーっとしたり、本読んだり)

時間がなければ複数箇所行かなくてOK

 

とにかく欧米人の人は気に入った場所であればあるほど、ただそこの場所にいたがります。

日本人がその場所に留まる時は、良い写真を撮るためです。

スタンプラリーのスタンプを押してもらわなければ、次へは進めないのです。笑

欧米人の人は写真は撮れなければまぁいいや、という人が多い。

それより、そこで過ごす時間や体験の方を重視するように思います。

 

強調したいのは、どっちがいい悪いではないと思っています。

好みだし、どちらもメリット、デメリット、絶対ありますよね。

 

ただ、日本人は何のために旅をするのか、自分にとってどんな意味があるのか、

を立ち止まって考えることはあるのだろうか?とは思いました。

無意識に(人によっては必死に)スタンプラリーをやっているのであれば、

それはもったいないな、と思います。

例えば写真を1枚も撮らずにただぼーっとする、という旅もアリなのです。

 

ポリクロニックな日本人はどうしても人や社会との関係性の中で

自分のやりたいこと、行動を決める傾向があるように思います。

だから本当の個人がどうしたいのか、はあまり目を向ける機会がないのかしら。

 

 

では、私にとっての旅はなんなのか。

それを改めて考えさせられました。

 

私はきっと目的地の風景ではなく、

結局のところ自分や、自分がいる場所(日本)に興味があるのだと思います。

旅に出て、全く違う人に出会うことで、自分のことを知り、

全く違う景色を見ることで、自分の国である日本のことを知りたいのだと思います。

もう少し広げると、自分が生きている地球の事を知りたいのだと思います。

 

だから私は今、自分の事を知るため、解放するために色んなところへ行ってます。笑

南米が与えてくれる刺激が自分の中にあるものと、どう化学反応をおこすのか、が楽しいです。

 

自分でも悲しくなるほど、興味の矢印が自分にばかり向いていて、

残念極まりないのですが、これが私なのでしょうがないですね。。

 

 

ブエノスアイレスの宿で仲良くなったイギリス人の女性が

フリーのテレビ番組のプロデューサーだという事で(すごいカッコいい!)

ウユニ塩湖やアラスカにおけるアジアと欧米の人の感じ方の違いの疑問を話してみたところ、

むちゃくちゃ面白いテーマ!!!と興味を持ってくれて、(彼女も理由はさっぱり分からないって)

でもそういうプログラム作ったら面白そうだなー、って呟いてました。

テレビ番組で解明してほしいな。笑

 

ただ彼女が言ってたのは、ヨーロッパ人とアメリカ人は好み違うよ、って。笑

まぁ確かに欧米人というくくりは乱暴かも。

 

この話題で何か答えを知ってる人がいたら是非教えてください!!

 

 

今回も話題があっちゃこっちゃいって、なんだか長くなりました。ごめんなさい。。

今日も読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

ブエノスアイレスの奇跡。

ウユニ〜ラパス 〜リマ〜ブエノスアイレス

と非効率な長い長い移動を経て、

4カ国目のアルゼンチン、ブエノスアイレスに到着しています。

 

ブエノスアイレスは今回の私の旅の中では最も危険な街だという前評判で聞いていたので、

かなり警戒して降り立ちましたが、

なんとも拍子抜けしています。

 

都会!お金持ってそうなパリッとした人たちがたくさん!

ボリビアとのギャップが大変なコントラストになっています。

 

まだオシャレな通りを歩いただけなので場所がいいからだとは思いますが、

ヨーロピアンなテイストのお洒落なステキな街です。

 

そんな街で、今日奇跡的な出来事がありました。

 

クスコで知り合った日本人の子がちょうどブエノスアイレスにいるということで、ランチをすることに。

 

アルゼンチンといえば肉!肉!ということで、せっかくなので1人では入りにくそうな有名なレストランへ。

 

ジーンズとスニーカーという出で立ちが大変恥ずかしくなるお店の雰囲気。

重々しいメニューが出てきて、どうやって選べばいいのか分からない…!

前菜頼むべき?お肉ってポテトとかライスとかついてくるの??

ってかお肉は1人で食べられる量が出てくるの??とか戸惑っていると、

横のテーブルに座っていた大変感じのいい紳士的なおじさまが、なにやらスペイン語で色々言っている。。

ウェイターの人がカタコトの英語で通訳してくれて、なんとなくわかったのが、

彼はここの常連でレストランにとって、とても重要なお得意さま。

おじさまがおススメの料理を教えてくれていて、またなんと自分のシャンパンをシェアしないかと、オファーしてくれているとのこと。

それはそれはなんと!!!喜んで!!!

と言いましたら、普通に我々用の小瓶のシャンパンが運ばれてくる。。

あれ、シェアじゃなかったのかしら?これ一本奢ってくれるのかしら?

なんて話してたそばから、今度は頼んでないソーセージが。

そしたら、ソーセージもこの店のオススメだから是非食べなさい、とおじさまが。

あれれ、これも奢り…?まさかね…。

まぁでもすごく美味しいからこの際自分で払うとしても全然いいや♪

 

そしてメインのお肉登場!塊!

でも肉ー!って感じで美味しい!

ただ量が多い!300グラムなんて1人で食べられる気がしない…と思ったけど、食べられました。笑

赤身だし、なんだかすぐにエネルギーになってそうな、なんだか身体が元気になっているような、そんな感じがしました。

 

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そしてその間、頼んでないシャンパンがもう一本追加。

肉と一緒にもっと飲め、とおじさまが言っている。。

アルゼンチンのシャンパンは質がいいから、

とか説明している気がする。(おじさまはスペイン語しか話せない)

むむ…?さすがに昼間からそんなに飲めないけど、大丈夫かしら???

でもこのシャンパン美味しい…とか思いながらもうどっちでもいいや、と、

あまりにも気持ちよくなり過ぎていて

そのまま気持ちよく飲んで食べてました。笑

 

そして、お肉を食べ終わったところでまたもや頼んでないケーキが!

むむむ…??

またおじさまがなにやら説明している。。

そして美味しい…!!!

この旅で出会った最も美味しいスイーツ!!!

ポイントは甘くないこと。

こっちのスイーツって色がものすごくて砂糖かじってらみたいに甘いんですが、

このケーキは上品な甘さでむちゃくちゃ美味しい。

 

もう幸せの絶頂でした。

 

そして、食後のコーヒー紅茶も出てきたところで、おじさまが退店の模様。

 

そうすると、おじさまが

全部自分が払うから。とのこと…!

え?!ぜ、全部???!

自分で頼んだものはさすがに私たち払うよね、聞き間違えたかな??とか呟きながら、

とりあえずグラシアスを言いまくって別れました。

 

おじさまが帰った後、最後ウェイターさんに念のためもう一度確認。

お会計は本当にしなくていいのか聞いたら、

彼が全部払ってるからいらないですよ、と。。

 

なんと…!!!!!!!

多分シャンパンやデザート合わせたら1人6,7000円くらいは、いってるはず。。。

 

おじさま…!!!!

カッコよすぎる…!!!!

ちなみにおじさまは弁護士さんだそう。。

 

それにしても何故?!?!

スペイン語も話せないアジア人にどうしてこんなによくしてくれたのか…(涙)

 

もう感動しきりで言葉にもならず、

ただただ2人で笑うしかありませんでした。笑

ウェイターさんたちも本当に優しく気持ちの良い人たちでチップだけ多めにおいてきました。。

 

お金がどうこうというより、

その優しさに胸がいっぱいになりました。

 

そして我々もきっといつかそういうことができる人間になろう、と心に決めました。

 

 

昔インドでバックパックした時、

道で出会ったインド人に大変良くしてもらったことがあります。

すごく困っていたところを助けてくれて、

昼ごはんまで奢ってくれようとして。

むしろ助けてくれたから私が彼の分も払う!と言ったら、そのインド人は、

「ここは自分が払わせてほしい。その代わり、日本で困っているインド人がいたらあなたが助けてあげてほしい。」と、言われました。

 

その時のことを今日の出来事で思い出しました。

 

きっと今日のおじさまもそういうことを言いたかったんじゃないかな、と思う。

 

私は困っている外国人を見たら声をかけることはあるけれど、

なかなか彼らのレベルではもらったものを次に渡せていないな、と感じます。

 

言葉も文化も分からない国で不安になることはたくさんあります。

その不安や恐怖は体験しないとなかなか分かりません。

特に日本は特殊だから、日本にくる外国人は戸惑うことが多いはず。

 

私ももちろんですが、是非みなさんも少しの勇気を振り絞って助けてあげてみてください。

英語が話せなくても平気です。気持ちはきっと伝わります。(おじさん全然英語話せなかったし。)

少しの勇気でその人にとっての日本は最高のものになるはず。

 

現に私は今日一日で

ブエノスアイレス最高の街!」と思ってます。笑

※もちろん気を緩めず、旅を続けます。

 

 

レストランを出て1人になった後、

久しぶりにたくさん飲んだので、

ほろ酔い気分でしばらく木漏れ日の下のベンチで横になってました。笑

なんだかそれだけで、胸がいっぱいになるような素敵な時間でした。

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街の風景。

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2ブロックごとくらいにお花屋さんが。

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世界で2番目に美しい本屋さん!

前から行きたかったところ!

期待通り素敵でした。

 

 

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もともとは劇場だっだのをリノベーションしたらしい。

 

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そういえば、

「1番でないと、意味がない!2番目なんて覚えてもらえない。世界で2番目に高い山の名前なんか知らないでしょう?」なんてよく言われたりしますが(笑)

ここの世界で2番目に美しい本屋さんは2番目なのに有名。私日本にいる時から知ってました。

むしろ私は1番目を知らない。。

 

不思議ですね。

こういう数字ではない感覚的なものは、「世界で1番!」と言われると

逆に嘘っぽくなる気もします。

2番目、と言われると途端に信憑性が出るような。

 

※調べたところ、このランキングはイギリスのThe Guardian紙で発表されたもので、1位は、オランダのドミニコ会の教会跡を利用した「Boekhandel Selexyz Dominicanen」だそうです。

 

 

さて、明日はブエノスアイレスを少しの間離れまして、

ブラジルとの国境にあるイグアスの滝へいってきます!!!

 

 

 

旅の洗礼。

日本を出ておよそ3週間たちます。

これまでトラブルらしいトラブルは全くなかった私ですが、

とうとうここで初めてバタバタしまして、

旅らしくなってきました。笑

 

 

ウユニの町から2泊3日でチリの国境付近まで行って帰ってくるツアーに参加していたのですが、

ツアーの帰りに、ウユニへ続く道を封鎖するというストライキが起こり、

ウユニへの帰り道が断たれてしまう、

というトラブルがありました。

 

それだけならまだいいのですが、

夕方5時にウユニの街へ戻るはずだったので、

同日の夜8時にラパスという町へ移動するためのバスのチケットを持っていました。

(しかも高級バスのとっても良い席!(;_;))

 

その上、バスで移動した先のラパスからアルゼンチンへ向けて移動する飛行機があったので、

なんとしても早くラパスへ行かねばならない!という状況でした。

さすがに一瞬青ざめました。

 

ウユニへ続く主要道路が断たれてしまったことで、

かなりの大回りでほぼ反対側から回り込むようなルートでウユニへ戻る事を試みます。

トヨタランドクルーザー

砂漠の中の道なき道を、ガッタンガッタン走り続け、

岩を乗り越え川を越えて、時には車が煙を出しながら、

なんとかドライバーさん達が工夫をしてくれて、地図にもない道を抜けて、

そしたらまた封鎖があるとのことで引き返してまた別の道を探し…

 

 

砂漠でツアーに行ってた色んなツアー会社の車がだんご状態で立ち往生。

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みんなで道なき道を走っていきます。これはこれで圧巻でした。

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玄人ドライバーさん達がどの道を行こうかと作戦会議を頻繁に行いながら進みます。

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そんなこんなで、ようやっとウユニの街へ着いたのが夜の10時…

もちろん予約していたバスはとっくに出発済み。
加えて、ウユニの街にもう一泊する為の宿の確保がとりあえず先決。

それまで泊まっていたホステルにその日の宿泊を頼むも、

たまたま英語がほとんどできないスタッフしかおらず、
「空いてる部屋も全て予約で埋まっている」の一点張り。

夜10時で、
身体中、砂埃だらけで、
その日12時間以上砂漠を走り続けてお尻も身体も痛くて、
これから重くて大きいバックパックを持って、

夜の町へ宿探しに歩かなければならないかと思うと
さすがに泣きたくなりました。


ところがしかーし!
ここで天の助けが!
私と全く同じ境遇だったカナダ人の女性が、ちょうどフロントにやってきて、
同じように泊めてくれと、頼み出したのです。
私との大きな違いは、彼女スペイン語ペラペラということ。

最初は私と同じく空きの部屋はないと言われていたものの、
今日一日がどんなに大変だったか、ここで泊めてもらえないとどれだけ困るか、

スペイン語でものすごい勢いでまくしたて、

お願い!お願い!!お願いっ!!!と泣きそうになりながら頼み込んだのです。

そうすると…
「それはそれは大変でしたね…なんとか出来ないか考えるのでちょっと待ってくださいね」

ということに。

そうすると…
“予約としてはもう一杯だけど、ツインの部屋を予約した人がまだ来てない。あと30分待ってその人たちが来なかったら、泊まってもいいですよ。”ということに…!!

優しいカナダ人の彼女は私と部屋をシェアする?と聞いてくれまして、

そのようにとり計ってくれました(涙涙涙)
30分後にオッケーが出た時は2人でハイタッチでした!

そう言えばまだ晩ご飯を食べてなかった私達は、

私が非常食用にとっておいたカップラーメンを一緒に夜中に食べて色んな話をしました。

彼女は38歳でなんと大学教授だそう!(しかも31歳から大学教授やってるのだと…!)
きっとものすごく優秀なんだわ。

カナダモントリオールの大学で、
1セメスター教えて、1セメスター休む、という働き方をしているそう。
だから休みのセメスターはいつも色々旅行へ行っているとのこと。

お休みの時も論文は書いたりしなきゃいけないみたいだけど。
それも助手がいて手伝ってくれるらしい。

何があなたをそんなアクティブな人生にさせたの?って聞いたら、
子供の頃からそうだったんだって。


なんと8歳の時には両親に一人暮らしをしたい、って宣言してて、

高校も授業が簡単で退屈で飛び級して、
16歳の時にはフランス語を教えにブラジルへ一人で行ったとか。。

なんたる人生…。


両親や家族の影響なの?って聞いたんだけど、
家族はお姉さんも含めてそんな感じじゃないらしい。

なんで自分がそうなったかは自分でも分からない、って。笑

すごいなー、そんな生き方羨ましいなー、って言ってたら、
いい事ばかりじゃないし、嫌なこともたくさんあるし、
色んなものを犠牲にもしてきた、って言ってた。

その彼女の言葉が重かった。
きっとそうなんだろうな。

本当はもっと彼女のことを知りたかったけど、
2人とも泥のように寝てたから、朝になって、

「げ!15分後に私のバスが出る!」って言ってバタバタと出て行きました。笑
意外に適当なのも彼女の魅力なんだろうな。

一緒にいた時間は短かったけれど、本当に恩人です。
そして、なんとも魅力のある人でした。

あれ、トラブルの話をしようと思ってたのに、いつのまにかありがたかった話に???

つまり、結果これで良かったという事です。笑

ラパスからのフライトに間に合うよう、ウユニからの移動はバスではなく、飛行機に変更。
残り2席だったフライトをギリギリにゲット。

飛行機にしたことで、ラパス市内の観光もちゃんとできて、結果全てオッケー。

お金が若干余計にかかったことと体力奪われたこと以外はむしろこれで良かった^ ^
(でも、ウユニ〜ラパスのフライト代は保険おりるといいな…ストライキとかいけるのかな…申請してみよう…)

ちなみに、他のツアー会社で同じコースのツアーに参加していた人に聞いたら、
途中で5キロくらい車降りて歩かされて、

夜中3時半にウユニに帰ってきたとのこと。。。
しかもウユニにまだ帰って来れていない人もいるとか。


何だかんだ私はラッキーだったようです。

ちなみに、
今回起こったストライキというのは、(色んな人の噂話を繋ぎ合わせると)
ウユニの坑夫達が、ボリビア政府に対して抗議する為に起こしたものらしい。
彼らがより仕事をしやすくする為の道を整備すると政府がいい続けているのに、

一向に実行に移さないので、それに対して怒っていて、

観光の町であるウユニに来る観光客が最も困るよう、

道を塞いだり、壊したり、なんなら銃を持って待ち構えていたりしたらしい。。
なかなかハードな抗議です。


ということで、長くなりましたが、

また思い出深い旅の思い出の1ページになりました。

そして、もうこの世の中英語だけじゃ全然ダメだと痛感…。
3ヶ国語、4ヶ国語話せる人なんてざらにいます。
スペイン語でもなんでもいいけど、別の言語、ちゃんと勉強するかな…。

あ、2泊3日ツアーもなかなか素敵だったので、次回の記事であげます!


最後に写真をいくつか。
いつも以上に話があっちゃこっちゃですみません。

 

ここ以下はツアーの中で再度回ったウユニ塩湖での写真。

この日もキレイに撮れました。

 

本当にここは絶景です。

いい写真を撮るだけでなく、裸足で歩いて空を見上げるだけで、本当に気持ちいい。

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鏡張り1

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鏡張り2

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トリック写真

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これは塩でできた、塩のホテル。

ここで昼ごはんを食べました。

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夕焼けの中、これまた美しい。夢の中にいるようで言葉を失います。

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おっきい車ってカッコいいなぁ、とこの旅でしみじみ。

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絶景とストーリー。

前回の記事を書いたプーノから

24時間かけて次の目的地であったウユニに着いております。

長かったし、乗り換えの時に本来降りるべき場所と全然違うところで降ろされたり

疲れましたが、結局は危険な目にも合わず、体調も万全なまま、ウユニで楽しく過ごしています。

 

実はここに来て、ブログに何を書くべきか少し迷っていまして、

更新が遅くなってしまいました。

 

これまでは、いい事でも悪い事でも、

何か新しいものを見たり聞いたりすると、

印象としては自分の中にパッと浮かんで、言葉にする事に苦労をしていましたが、

実は今回は自分の中に伝えたいことが浮かばなかったことで苦労していました。。。

 

この話はまた最後にするとして、先にウユニのご紹介と、

お決まりの写真たちのご紹介。

 

塩の湖であるウユニ塩湖、

日本人には鏡張りのステキな写真が撮れることでとても有名ですよね。

湖とウユニの街は車で30分くらいのところにあります。

マチュピチュ遺跡とマチュピチュ村と同じ距離関係ですが、

このウユニの街にはなーんにもありません。笑

 

観光客向けのものが充実しているわけではなく、

ただの砂漠の真ん中にある殺風景な街。。という印象です。

 

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これ1番メインのストリート。

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ローカルの人もあまり積極的に声をかけてこないし、

ツアー会社やお土産ものやさん、外国人向けレストラン以外の人たちは

特に観光客には興味がないように感じます。 

 

 

まぁ街の話はいいですね。

ようやく、よく見るお決まりの写真たちです。笑

 

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これは鏡張りとかじゃないけど、夜明け直前でとてもキレイな空でした。

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下記のようなツアーが毎日開催されていまして、

みんな滞在中に、昼間、夕日、星空、朝日、を制覇する為

複数回ツアーに参加しているような状況です。

 

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ウユニ塩湖までただ行けばいいというわけではなく、

その日の天気のコンディションで、写真の出来栄えは大きく左右されます。

 

主には風です。

雨が降ってないことはもちろんですが、

風があると、湖の表面が波打ってしまって完全なな鏡張りにはなってくれません。 

私は2つほどすでにツアーに参加しましたが、

コンディションがVery bestにはなかなかならなくて、

まぁ合格点かな、くらいの状態しかまだ見られていません。

 

それでもとてもいい感じ!

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ドライバーさんが演技指導(?)をしてくれます。笑

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景色はとてもキレイです。

これは確かに他では見られない。

私は鏡張りもそうですが、360度地平線が見えて、

雲や太陽、星が動く様をずーっと眺めていられるということが素晴らしい体験でした。

 

ただ、この湖では、

色んな撮影技術を駆使した写真撮影がかなりメインな時間の過ごし方です。

みんなでポーズを取りながら色んな写真を撮るのはわいわいしたノリでとても楽しいのですが、

なんせ私はこの時代にインスタ映えSNSも興味があまりない為に、

帰り道、「あれ、写真を撮る為に地球の裏側からきたんだっけか?」と

ふと思う瞬間もありました。笑

 

あと、今ウユニは日本人だらけです。

日本人が集まるツアー会社があって、

そこの前は“ここは日本か??”と思うくらいの日本人の数。笑

特に大学生が多くて、みんな卒業旅行や春休みで来ているみたいです。

また学生の時に友達と来ていたりしたら私も楽しみ方違っただろうな。

 

 

1番最初の話に戻ります。

何故私はウユニでそれほど大きな印象を受けなかったのか。

 

(おそらく写真のインパクトはこの記事がこれまでで最もあると思うのですが、

文章がノリノリじゃなくてすみません。笑

文句なしに素晴らしい景色であることは間違いないです!!!)

 

私は瞬間を切り取った素晴らしい景色だけではきっと心動かなくて、

そこに至るまでや、背景にあるストーリーとセットで感動するのだと気づきました。

 

マチュピチュに心惹かれたり、レインボーマウンテンで達成感を感じたのも、

多分切り取った景色だけではなく、そこまでのストーリーとセットだったからだと思います。

 

きっとみんなそういうことありますよね。

訪問した国の印象とかもそうです。

こうやって色々旅行していると、どこの国がよかったか、なんて話によくなりますが、

国自体がどうこう、というより、

そこでたまたまどんな経験をしたか、誰といて、どんな話をしたのか、

というような事で街や国の印象が大きく左右されると思っています。

何事も常に主観でしかモノは語れませんが、特にこういう旅行は顕著に現れる気がします。

 

残念ながら今回ウユニでは、私にとってのストーリーが特におこらなかった、

という事なんだと思います。

 

まぁ、とは言っても、まだ2日くらいはいるので、

まだ何が起こるかわからない!!

何だかんだ言って毎日せっせとツアーに参加しています!笑

明日はお天気のコンディション、良くなりますように。