マチュピチュ村での徒然。
現在マチュピチュ村におります。
早朝にクスコから移動してきました。
明日、とうとうこの村から遺跡がある場所へ登ります。
本日は村をお散歩しながらのんびり。
村の中心に川が流れています
マチュピチュにある温泉（入ってないけど）
マチュピチュ村に到着して、村と山々を見回した時、
その見慣れない景色と空気に、
「あー…遠くまで来たんだなぁ…」としみじみ感じました。
幸せで涙が出そうになりました。
私が知らなかった世界に今触れていて、
自分が知っている世界が広がっていっていることを感じます。
私は自分の世界を広げるために自由が欲しかったのだと、
改めて分かりました。
自由はいつも、目的ではなく手段であり、
目的がない自由はきっと虚しいような気がします。
私はそこが入れ替わらないように気をつけなければ。
行きにくい世界遺産ランキングあったら
マチュピチュってかなり上位に入るのではないかしら？
日本からだったら10日あっても移動がほとんどになるだろうと思います。
1番近い空港のクスコまで、日本から普通なら飛行機の乗り換え2回、
クスコからマチュピチュ村まで5時間ほど、
マチュピチュ村から遺跡があるところまでバスで30分、
そこがやっと入り口です。
やっと来た！ずっと行きたかったマチュピチュ。
もうすぐそこにあるなんて！
プレゼントもなんでも中身を開ける直前が1番ワクワクするのかもしれません。
マチュピチュ村、とてもステキなところです
むちゃくちゃ山の奥の奥にある、こじんまりして、
ゆるりとした空気が流れている街です。
観光者ばかりではありますが、地元の子供達もなんだか多くて活気があります。
高い高い切り立った山に囲まれていますが、
日本の山と違って岩山で、木がびっしり生えているわけではないです。
木がある場所は熱帯のジャングルのイメージでしょうか。
日本の山奥とは空気が違うかもしれません。
日本の山のような、シンとした感じではなく、
でもそのスケールの大きさに、宇宙すら感じるように思います。
少し余談です。
クスコからマチュピチュへの移動方法は大きく二通りあります。
1、バス＋徒歩
所要時間：約8時間から9時間
（最後の徒歩は線路の上を3時間くらい歩く、スタンドバイミーロードと言われています。
歩くところは蚊がすごかったり、土砂崩れの危険があったり、過酷だとの噂。）
2、バス＋電車
所要時間：約4時間半
（割と豪華な列車でシートも高級、車内販売もあり、かなり快適でアトラクションとして楽しい。）
私は事前に電車を予約していたので、電車で来ました。
金額は多分10倍くらい違います。笑
ちなみに電車は往復15000円くらいかな。
宿に泊まってた人は割とみんなバスの過酷なほうのルートでいく、と言ってました。
確かにちょっと面白そう。
鉄道もむちゃくちゃ良かったけど、
片道バスルートを経験しても良かったかな、という気もします。
電車。すごくカッコいい。
天井にも窓があって素敵。これでも1番安い車両。
なんと電車の中でHappy birthdayのサプライズが！素敵だった！
ここ数日、
“自分は何に価値を置くのか”について考えさせられます。
さっきの鉄道のこととか、ご飯でもそう。
余裕ある旅行者がいくレストランで20ソル（660円）のご飯を食べるか、
ローカルが行く屋台的な5ソル（165円）のご飯を食べるか、
はたまた、宿のキッチンで自炊するか。
どの選択肢も美味しいものも、まずいものもある。
良い場所を探すのに時間がかかったり、モノによってはリスクもあったり、
もちろん何か作るのにも時間も労力もかかる。
バックパック旅行の時は、いつも
情報収集→検討→決断→行動
の繰り返し。
これがまぁー時間がかかるのです。
行動はもう楽です、決めるまでが一苦労。
特に情報収集の質が悪いと間違った決断に繋がりかねないので
最も重要かもしれません。
旅行者口コミ、インターネット、ローカルの人からの情報、多方面から集めます。
そして、決断のためには自分の判断基準が必要。
お金が安いことに価値を置く？
時間？経験？体力？安全？
こんな事を毎日考えてます。
結構疲れるんです。笑
次の街へはいつ行くか？どうやって行くか？そこで何をするか？
沢山の選択を積み重ねて成功と失敗を経験する事で、
自分の価値観がもう少しクリアになるかもしれないと思います。
ちなみに、昨日は次の街への計画を立てて疲れてしまい、
晩ご飯のことを考えるのが面倒になって
60円のカップラーメンに落ち着きました。笑
では明日の登山に向けて眠ります。
天気に恵まれますように！！！
